瀬戸内の色を、キャンバスにのせて
この世界は、無数の色にあふれています。
レモン、ベンガラ、オリーブ。牡蠣の身や、刈り取られる寸前の、米のまろやかな色。
ひと連なりの海や空であっても、どんな場所から・どの時間帯に見るかによって、受けとれる色はさまざまです。
わたしたちがものづくりを続けてきた、瀬戸内エリア。その日常の風景のなかから、何色とも呼びがたい、「そのとき・そのもの」から着想を得た7つの色が、帆布に宿りました。
倉敷帆布のあたらしいカラー帆布シリーズ『SETOUCHI』。人と自然が織りなす、瀬戸内の色にふれてください。
COLORS

101_Twilight Blue
夕闇に溶けた、オレンジ交じりの瀬戸内海の色。刻一刻と変化する海の、一瞬の青を掬い上げて。

102_Olive Green
爽やかな風が吹き抜ける、牛窓のオリーブの葉の色。常緑の葉は揺るがずに、次の実りを待つ。

103_Lemon Yellow
寒空のもと、甘味と酸味をたくわえた瀬戸田のレモンの色。小さな身の一つひとつが、しまなみを彩る。

104_Dusk Navy
煙と光の背景に佇む、水島コンビナートの空の色。霞んだ空気の向こうから、夜はゆっくりと近づいてくる。

105_Oyster Silver
うっすらとピンクがかった、日生の牡蠣の色。肌になじむ風合いは、おだやかな海で育まれたやさしさから。

106_Bengala Red
時とともに深みを増す、吹屋のベンガラの色。古びた屋根瓦に、人の生きた歴史が重なる。

107_Rice Green
日本の酒米のルーツと呼ばれる、雄町米の色。まろやかな白さの奥にひそむ、薄緑の野生味。
